LinkedInをデフォルト設定のままで使っていると、自分の情報がGoogle検索にひっかかってきたり、自分のLinkedInでの行動から誤解を招いたりするリスクがあります。
ここでは、LinkedInの使い始めにすべきプライバシー設定を紹介します。
1. プロフィールの公開設定
LinkedIn→Me(あなた)→View Profile(プロフィールを表示)にアクセスして、Your profile’s public visibility(プロフィールの公開範囲)を確認しましょう。ここで、Google検索などLinkedInの外への情報開示範囲を設定します。
多くのLinkedInの解説サイトでは、「プロフィールの公開範囲オフ」を推奨しています。これをオフにすると、あなたのプロフィール情報はLinkedInの外に全く開示されず、Google検索に引っかかることもありません。
この設定が最も安心なので、LinkedIn初心者は、それでかまいません。一方、筆者のように、一部の情報がGoogle検索に引っかかってもよいと思っている人は、プロフィールの公開範囲をオンにしたまま、項目ごとに公開範囲を設定してもよいでしょう。
例えば、筆者はプロフィール写真をAll LinkedIn members(すべてのLinkedInメンバー)に限定しています。
その他の項目では、Articles & Activity(記事とアクティビティー)、すべてのDetails(詳細)、Certifications(資格)、Projects(プロジェクト)、Test Scores(テストスコア)もHide(非表示)に設定しています。
2. 名字の公開設定
プロフィールの公開範囲をオンにしていて、自分の名前でGoogle検索されても自分のLinkedInプロフィールがヒットしないようにしたい場合は、名字をイニシャル表示にしましょう。
LinkedIn→Me(あなた)→Settings & Privacy(設定&プライバシー)→Visibiity(公開設定)→Who can see your last name(あなたの名字の公開設定)で、名字のイニシャル表示を選択すると、つながっている人だけに名字を見せることができるようになります。
なお、自分とつながっていないLinkedInユーザーに、自分の名前でLinkedIn検索されたくないという場合には、名前の開示対象を限定することができます。
LinkedIn→Me(あなた)→View Profile(プロフィールを表示)にアクセスして、自分の名前の右側にある鉛筆✏ボタンをクリックします。名前の開示対象をYour network(ネットワーク)やYour connections(つながり)に設定することができます。
自分の名前の公開範囲は、転職の有利・不利には関係ありません。その人の経験や専門性が十分に伝わるプロフィールならば、たとえ匿名表示でも、リクルーターは連絡してきます。
3. メールアドレスや電話番号での検索拒否
LinkedInに登録している自分のメールアドレスを知っている人に、電話番号やメールアドレスでLinkedIn検索されたくないという方は、検索拒否も設定しましょう。
もちろん、LinkedInに登録されていないメールアドレスや電話番号であれば、この設定をしなくても検索に引っかかりません。
メールアドレスでのプロフィール検索拒否
LinkedIn→Me(あなた)→Settings & Privacy(設定&プライバシー)→Visibiity(公開設定)→Profile discovery using email address(メールアドレスでのプロフィール検索)で、1st degree connections(1次のつながり)に設定します。
なお、筆者はメールアドレスを複数持っていて、そのうちの転職活動用メールアドレスをLinkedInに登録しています。他の私用メールアドレスはLinkedInに登録していません。転職活動用のメールアドレスなら、むしろ検索に引っかかってほしいので、筆者はメールアドレスの検索拒否はせず、デフォルトのAnyone(すべてのユーザー)のままにしています。
電話番号でのプロフィール検索拒否
LinkedIn→Me(あなた)→Settings & Privacy(設定&プライバシー)→Visibiity(公開設定)→Profile discovery using phone number(電話番号でのプロフィール検索)で、Nobody(非公開)以内に設定します。
4. 会社のOutlookへの開示拒否
あなたの会社がOutlookを利用していて、OutlookとLinkedInの連係を許可している場合では、社内のOutlookにあなたのLinkedInの情報を開示することができます。
会社がOutlookとLinkedInの連係を許可しているかどうかわからないけど、Outlookに自分のLinkedIn情報を紐づけたくない場合は、「LinkedInサイト外への情報公開設定」を切っておきましょう。
LinkedIn→Me(あなた)→Settings & Privacy(設定&プライバシー)→Visibiity(公開設定)→Profile discovery and visibility off LinkedIn(LinkedInサイト外への情報公開設定)をOffにします。
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