PayPalを立ち上げた天才たちのノンフィクション、創始者たち(Founders) 。そのオーディオブックがおもしろすぎて、3日間ぶっ通しで聴きました。
たまたまオーディオブックの半額セール品にあったので、買ってみたら、めちゃくちゃおもしろかった。
https://audiobook.jp/audiobook/268165
22時間半の内容を1.5倍速で3日間ぶっ通しで聴いた。
インターネット黎明期に、ピーター・ティール、マックス・レヴチン、イーロン・マスクなどの癖の強すぎる天才たちが、同時代にシリコンバレーで、ConfinityとX.comという似て非なる事業で起業したのに、たまたまヒット商品が同じになったことから、バチバチに競い合った挙句に合併していく!
それだけでも十分にドラマティックなのに、まだ序盤戦だった。Confinity陣営とX.com陣営が入り乱れた激論の果てに、2回のCEO追放クーデターを経て、体制を立て直す。この間にそれまで野放しだった不正利用対策に乗り出し、2020年代の我々にはおなじみの入金額認証やCaptcha認証などのイノベーションを起こし、ついに上場。
それでも、ebayとの死闘は続き、さすがの俊英たちも精魂尽きて、ebayによる買収に合意していく。買収完了後、俊英たちがPayPalを去り、各々、LinkedIn、YouTube、Yammer(現Viva Engage)、Yelp(米国の食べログ的アプリ)などの2020年代の我々にはおなじみのサービスを生み出していく。
僕も彼らと同年代で20代のころは終電近くまで残業、時として徹夜で働いたが、その残業の質が全く違った。彼らには、このサービスで社会を変えてやろうという明確な使命があり、そのために無我夢中で働き、特に徹夜し、会社に寝泊まりしていた。クライアントに安請け合いして仕事を取ったせいで残業しないと終わらないからという理由ではない。そんな理由で若者が残業している日本と、天才たちが社会を変えてやろうという野心で残業している米国。才能と野心のある若者がTrial & Errorできる社会にすることが、いかに大事かを痛感させられる。

0 コメント
Privacy Policyに記載の方法で匿名でもコメントできます。