「これだ!」と思える仕事に出会うには-シェリル・ギルマン著 ニキ・リンコ訳
これを読み返していること自体、「これだ!」と思える仕事に出会えていないわけですが、それでも、本書は転職を考えた時に読み返す価値があります。
転職を考えているというのは、往々にして、現状への不満が根底にあるので、その不満への反動で転職先を決めてしまいがちです。本書は、現状を冷静に見つめ直し、自分が何を求めているのかを自覚してから、アクションする手引きになっています。
ここで、そんな一端が垣間見られるフレーズを引用します。
自分を取り巻く状況の中に、何かいい点はないか探してみる
人はとかく、批判すること、欠点を見つけることに慣れすぎていて、すてきなことは目に入らなくなりやすい。
今までに失敗してきたことを振り返ってみる
失敗がきっかけとなって、新しいチャンス、新しい人間関係、新しい知識への扉が開かれたことはなかっただろうか❓
いい点・役に立つ点を探そう
今の仕事を続けるとしたら、どんないいこと、得になることがあるだろう❓上司や同僚の優れている点は何だろう❓
今の仕事を辞めるとしたら、どんないいこと、得になることがあるだろう❓
「これなんだ!」を思い出そう
自分の人生の中で「これなんだ❕」と思えたときのことを書き出してみよう。何をしているときだっただろう❓例をいくつか挙げよう。
オプション1 いまいる場所で意味を見つける
仕事を変えたり、会社を移ったりする前に、今の土地にダイアモンドが埋まっていないか見直してみること。
オプション2 よそへ移る
自分の不満の原因は、仕事の内容だろうか❓会社だろうか❓それとも業界だろうか❓
「アファーメイション」を書いてみよう
イメージ+「アファーメイション」+意思+行動=奇跡
私は+場所+仲間や道具+物・事+現在形動詞+気持ち
アファーメイションは、必ず肯定形で述べなくてはならない。だからたとえば「私はもう仕事がいやではない」ではだめ。「私は、山の見えるところにある成長著しい会社で、つき合っておもしろい仲間たちに支えられ、好きでたまらない仕事ができて、必要なだけの報酬がもらえて、幸せだ」と言ってみよう。
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