起業家や経営者のセミナーに参加すると、よく聴くのが、
今にして思えば、これは「偏った解釈」です。会社勤めに戻ってから、どういうわけか禅に興味をもつようになりました。そこで気づいたのは、
両者の違いは、結果だけなのです。
続けた結果、成功したら「諦めなかった」というポジティブな解釈になり、失敗したら「しがみついた」というネガティブな解釈になるだけです。
やめた結果、成功したら「しがみつかなかった」というポジティブな解釈になり、失敗したら「諦めた」というネガティブな解釈になるだけです。
だから、どこかで
もし今までやってきたことがうまくいかないとき、
諦めなかったから今の成功があるというメッセージ。その手のセミナーで薫陶を受けて「やっぱり諦めちゃいけないんだ」と頑張り続けてしまうのです。
今にして思えば、これは「偏った解釈」です。会社勤めに戻ってから、どういうわけか禅に興味をもつようになりました。そこで気づいたのは、
「諦めない」と「しがみつく」は表裏一体だということ。「諦めない」というとポジティブな感じ、「しがみつく」というとネガティブな感じがしますが、どちらも「続ける」という行為に変わりはありません。同じように、
「諦める」と「しがみつかない」も表裏一体です。「諦める」というとネガティブな感じ、「しがみつかない」というとポジティブな感じがしますが、どちらも「やめる」という行為に変わりはありません。
両者の違いは、結果だけなのです。
続けた結果、成功したら「諦めなかった」というポジティブな解釈になり、失敗したら「しがみついた」というネガティブな解釈になるだけです。
やめた結果、成功したら「しがみつかなかった」というポジティブな解釈になり、失敗したら「諦めた」というネガティブな解釈になるだけです。
だから、どこかで
「諦めるな」というメッセージを聞いたら、それを鵜呑みにしてはいけません。「諦めない」と「しがみつく」を恣意的に使い分ける人たちに、私たちは騙されているのかもしれないからです。
もし今までやってきたことがうまくいかないとき、
「諦めるな」の代わりに
「しがみつけ」と言い換えてみましょう。こうすると、そのときの感情からちょっと引いたところで、現実を見つめ直すことができます。
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