2009年4月10日金曜日

東工大の丸山教授の地球温暖化懐疑論&地球寒冷化論

昨日の地球維新塾の講師は、東工大の丸山茂徳先生。

「地球温暖化懐疑論」を超えて「地球寒冷化論」の急先鋒として有名だ。もともとは「プルームテクトニクス」の提唱者として有名な地質学者である丸山先生が、なぜそんなことを言い出しているのか非常に興味があった。

丸山先生の論点を私なりに整理すると、↓こんな感じだ。

地球の気候を左右する要素は、大きく次の4つ。

  1. 太陽風
  2. 宇宙線
  3. 地球磁場
  4. 温室効果ガス

(このほかにも、火山活動とミランコビッチ周期も。)

このうち1、2、3に比べて4の影響は、わずか。
それを証明するために、炭素の同位体δ13Cと気温の経年変化の関係に注目。

樹齢2千年の杉に含まれるδ13Cの量を年輪ごとに抽出すると、その経年変化が分かる。

既に5年ごとのデータがあり、実際の気温の経年変化と近い傾向を示している。

現在1年単位での解析を進めている。この結果、δ13C濃度と実際の気温変化が合うことが立証されると、次のことも証明される。

  • 現在と同じような気温上昇は過去にもあった。
  • 150年前までCO2濃度が280ppmで安定していたことと①から、CO2濃度が気候に与える影響は、IPCCが想定するほど大きくない。

なお、現在は太陽黒点がゼロ(太陽風が弱い)、宇宙線の流入量が増加、地球磁場が減衰と、地球を寒冷化させる条件が揃っている。



というような感じだ。

丸山先生は、「科学者の9割は地球温暖化CO2犯人説はウソだと知っている」という過激なタイトルのアンチ温暖化本が話題だ。だから、私は、この講義を聴くまで、丸山先生を商業主義的なアジテーター学者かと誤解していた。

しかし、言いっ放しのアジテーター学者とは違って、丸山先生は、自分の理論を実証するための研究に着手されている。その結果は、6ヶ月後に発表されるそうだ。

【追記】
この研究成果は、たぶんこれ → 屋久杉年輪安定同位体を用いた 1 年毎の古気候復元

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